IUPC理事長挨拶(メッセージ)

私の長い大学教育での仕事を通して感じたことは、私たち日本人にとって、まだ英語は学習のための外国語という印象が非常に強かったことです。しかし、現実に目を転じると、世界は情報化の波を受け、日本にいながら、私たちの日常は世界と常に何らからの形でつながっています。そのコミュニケーションや仕事の道具が国際言語としての「英語」なのです。21世紀に入り、ますますその国際英語(世界の共通言語)の必要性が迫られています。英語は特別な学習教科ではなく、生活に必要な道具と化しています。

多民族を多くもつ諸外国では、自然に誰もが2、3ヶ国を操るという光景を、私たちはよく目にします。そうした人々にとって、グローバル・コミュニケーションや異文化理解は彼らの生活環境の中で普通に行われています。しかし、私たち日本人は 島国であり、ほぼ単一民族という環境にいるため、他言語をはじめ、他文化に接する機会が非常に少ないものです。そこで、国際理解教育が必要となってきます。この法人は国内だけではなく、特に海外での学習を目標とする学習者への手助けをすることを目標としています。

みなさんが大きく飛躍するためには、充分な準備期間、準備学習が必要です。今日の国際社会において、ビジネスや日常でも、英語を話すことは、特別なことではなくなりました。 特に若いみなさんは、グローバル・コミュニケーションの道具としての英語を学ぶことが必要ではないでしょうか。
その最も効果的である学習方法が、現地で実際にその環境に自分の身を置いて、生きた英語を聞き、話し、人々に触れることによって体得するものです。1ヶ月の凝縮された現地での英語体験学習は、日本で学ぶ数倍もの教育効果をもたらします。

実際、現地で人々と交流をするなかで、 自分が育った環境(文化)とは違った文化で生き、違った考えを持っている人が多くいることを知ります。また同時に 意外にも多く、現地の人たちが自分と同じ考えをもっていることも知ります。この「違うこと」、「同じこと」、この双方を実際に現地で、ホームステイなどを通して体感してください。これが国際理解の始まりです。 この法人は、たくさんのプログラムを用意して、皆さんの学習のお手伝いをします。法人のスタッフは、教育専門家たちの集まりです。責任を持って皆さんのお手伝いをします。

どのようなことでも良いので、何でも気軽にメールで尋ねてください。スタッフが適切なお答えをいたします。
皆さんの健闘をこころからお祈りいたします。

IUPC国際理解教育推進協議会   
理事長 境  賛 三